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インタビュー赤坂Opaque

Opaque 赤坂・ふるたつさんインタビュー|火入れは多くても8〜10回

Opaque 赤坂・ふるたつさんインタビュー|火入れは多くても8〜10回

赤坂見附駅から歩いて2分。会食帰りのスーツと飲みに出る人が行き交う赤坂の路地で、ビルの地下2階へ階段を降りていくと、そこだけ空気が変わります。天井高4mの薄暗い空間に、音響ファンに知られる国産スピーカー「Taguchi」の音が満ち、ソファの間をゆっくり煙が流れていく——Shisha lounge Opaque 赤坂は、ドリンク・シーシャ・音楽のマリアージュを掲げる、大人のためのシーシャラウンジです。

今回はこのお店でシーシャを組む職人・ふるたつさんに、たっぷり話を聞きました。店名の由来と恵比寿本店との使い分けに始まり、昼・夜・深夜で選曲を変える空間づくり、「吸い出しの火入れは多くても8〜10回」という職人の技術論、おすすめフレーバー、初めての一台の選び方まで。シーシャ好きほど頷くディテールが多いインタビューになったので、少し長めですが、ぜひ一台焚きながら読んでください。

天井高4mのOpaque赤坂の店内ラウンジ
天井高4mの地下ラウンジ(Shisha lounge Opaque 赤坂)

店名の「Opaque」は、不透明な

——まず、店名の由来を教えてください。

Opaque(オペーク)は、「不透明な」という意味です。

——煙の似合う名前ですね。白く濁っていくガラスボトルにも、地下の隠れ家にも掛かっている気がします。赤坂店と恵比寿店がありますが、どう違うんですか?

恵比寿店味と煙をじっくり楽しむお店で、デート向きです。ボトルが小さいので吸い心地が軽くて、初心者の方や女性にも向いていると思います。赤坂は、もっとカジュアルに使えるお店ですね。

——ボトルの大きさで吸い心地が変わるんですね。

変わります。小さいボトルは通る空気の量が少ないぶんドローが軽くて、初めての人でもむせにくいんです。

赤坂店と恵比寿店、どっちに行くべき?

編集部で両店のデータを整理すると、使い分けはこうなります。

Opaque 赤坂Opaque 恵比寿(本店)
場所赤坂見附駅 徒歩2分・地下2階恵比寿駅 徒歩2分・地下1階
空間天井高4m・スピーカー「Taguchi」ヴィンテージJBL×ベルベットソファ
営業13:00〜翌2:00(金土は翌4:00)16:00〜翌5:00
向いている使い方作業・カジュアル・お酒とシーシャ味と煙をじっくり・デート
吸い心地しっかりボトル小さめで軽い(初心者・女性向き)

昼13時から開いていて電源・Wi-Fiもある赤坂は「生活の中に組み込むOpaque」、夕方から翌朝までの恵比寿は「夜をじっくり締めるOpaque」——同じマリアージュ路線でも、性格はけっこう違います。恵比寿エリアの他店との比較は恵比寿デートシーシャ案内もどうぞ。

昼は「集中」、夜は「大人のムード」——時間帯で音を変える

——お店のコンセプトを教えてください。

音響のこだわり、デート、カクテル。この3つです。特に音は、昼と夜と深夜で、雰囲気に合わせて選曲を変えています

——具体的にはどう変わるんですか?

お昼は作業や仕事で使う方が多いので、盛り上がる曲ではなく、ゆったり集中できる選曲にしています。夜から深夜にかけては、ムードに合わせたゆったりした曲——大人のエロさというか(笑)。混んでいる時間帯は、少しテンポの早い曲にしますね。

——「集中できる選曲」って、作業する側にはありがたいです。

お昼はそういう使い方をしてほしいんです。電源もWi-Fiもあるので、仕事をしながら一台、という過ごし方に合わせています。

——他のお店との違いはどこにあると思いますか?

空間は他に比べて凝っていると思います。ラグジュアリーな、海外のラウンジみたいな空間を目指していて。それと、シーシャそのもののクオリティです。

シーシャ屋のBGMは「なんとなく流している」お店も少なくない中で、時間帯・混雑・客層で選曲を組み替えるという話がさらっと出てくるのがOpaqueらしいところ。天井高4mの地下でTaguchiのスピーカーが鳴らす音は、音量を上げなくても身体に届くタイプの音で、会話の邪魔をしないのに空間の密度が上がります。「音の良いシーシャ屋」は都内でも数えるほどしかないので、音楽好きはそれだけでも来る価値があります。

赤坂のシーシャ屋の使い分けは赤坂の隠れ家シーシャ案内でも紹介しています。仕事しながら吸える店は作業シーシャ特集にまとめています。

美味しいシーシャは「濃い味・香りのバランス・煙の量」

——ふるたつさんの考える「美味しいシーシャ」とは?

濃い味、香りのバランス、煙の量。この3つが揃っている一台です。

——そのために、作るときは何をしているんですか?

まず、炭でフレーバーをしっかり蒸らすこと。それから吸い出しで、火をしっかり入れることです。

蒸らしは、炭を乗せてすぐ吸い始めるのではなく、ボウル全体に熱をなじませてフレーバーの蜜と香りを立たせる工程のこと。ここを省くと、表面だけが先に焦げて「最初の10分だけ美味しい一台」になりがちです。家シーシャで味が安定しない人は、まずここを疑ってみてください。

——「火をしっかり入れる」のコツはありますか?

徐々に吸い方を変えることですね。最初から勢いよく吸うと一気に熱が入ってしまうので、最初はゆっくり空気を通すように吸う。そこから段々と吸う強さを変えてあげながら、火を入れていきます。

——吸い出しの回数に目安はありますか?

吸う回数はあまり多くしたくないんです。吸いすぎるとフレーバーにストレスがかかるので。多くても8〜10回で仕上げます。

——「フレーバーにストレスがかかる」というのは?

短時間に何度も強く吸うと、フレーバーに一気に熱が入りすぎてしまうんです。香りが飛んだり、焦げたニュアンスが出たり。だから回数を重ねて無理やり煙を出すんじゃなくて、少ない回数で、丁寧に火を入れて仕上げたいんです。

——フレーバーの量や盛り方はどうですか?

使う機材によって適正なグラム数が変わります。うちだと15gくらい。盛り方は、アルミにフレーバーが当たるくらい——ふんわり高めに盛るのがコツです。

アルミとフレーバーの距離は、熱の伝わり方を決める重要なポイント。離しすぎると熱が届かず味が薄くなり、押し付けるように詰めると空気の通り道が潰れて焦げやすくなります。「ふんわり高く、アルミに触れるか触れないか」は、その中間を突く盛り方です。

——お客さんに「美味しい」と言ってもらえるのは、どんな一台ですか?

味が濃くて、吸い心地がある一台ですね。

ふるたつ流・美味しい一台の要点まとめ

インタビューで出てきた技術論を、家シーシャ派のために手順で整理しておきます。

  1. 炭でフレーバーをしっかり蒸らす——乗せてすぐ吸わない
  2. 吸い出しは、ゆっくり空気を通すように——最初から勢いよく吸わない
  3. 段々と吸う強さを変えながら火を入れる
  4. 火入れの回数は多くても8〜10回——回数で煙を出そうとしない
  5. グラム数は機材に合わせる(Opaqueの機材なら15gほど)
  6. 盛りは、アルミにフレーバーが当たるくらいふんわり高く

吸い方の基本はシーシャの吸い方ガイドにまとめています。ふるたつさんの「ゆっくり空気を通す」は、お客さんとして最初の一服をするときにも使えるコツです。

台はフーブ。「フィボナッチだと味を感じづらい」

——お店ではどんなシーシャ台を使っていますか?

フーブ(Hoob)を使っています。フィボナッチも持っているんですが、フィボナッチを使うと味を感じづらくて。機材ごとに特有の違いがあるんです。

HoobもFibonacciも、シーシャ好きなら名前を知るロシアの精密機。シーシャ台8ブランド比較では「Fibonacciは味が正確」と書きましたが、毎日何十台も組む職人の口から「フィボナッチだと味を感じづらい」という逆の評価が出てくるのが面白いところです。機材の相性は、作る味・使うフレーバー・目指す濃さで人によって割れる——だからこそ「どの台で組んでいる店か」を見るのは、シーシャ屋選びのいい物差しになります。Opaqueの「濃い味・煙の量」路線には、Hoobの吸いごたえが合っているのでしょう。

おすすめフレーバーは「シンプルに作る」

——おすすめのフレーバーを教えてください。

基本はシンプルに作るのが好きです。ライチならアフザル、ピーチならファーヘル。うちはノンニコチンも多めに置いています。

——ミックスで複雑に組むより、単品寄りなんですね。

フレーバーごとに「これが一番美味しい出し方」があるので、そこをシンプルに出したいんです。3種類挙げるなら、ライチ・ピーチ・グレープフルーツ。あとはレモン、ミント、アップルが得意ですね。レモンは甘さのあるものが好きです。

ライチのアフザルはインド発の定番ブランド、ピーチのファーヘル(Al Fakher)は世界で最も吸われているUAEの老舗。どちらも「高級だから」ではなく素材として一番美味しい銘柄を指名しているのがポイントです。単品指名の楽しみ方は単品オーダーのすすめでも書いています。

——重めが好きな人へのおすすめは?

マストハブのピンクマンです。ラズベリーとストロベリーで、甘さもありつつケミカル感がある。あとは同じマストハブのキウイスムーズもおすすめです。

マストハブ(MustHave)はロシア発の人気ブランドで、キック強めの銘柄が揃います。「ケミカル感」はシーシャ用語では褒め言葉で、天然果実の再現ではなく駄菓子やグミのような人工的で中毒性のある甘さのこと。ベリー系のケミカル甘さが好きな人には、ピンクマンはど真ん中です。

——Opaque赤坂の看板Mixといえば「シャルドネ」ですよね。

シャルドネ(グレープ×ペア×ライチ×レモン)
シャルドネ
グレープ×ペア×ライチ×レモン

グレープを軸に白ワインの世界観を煙で再現した、ふるたつさんの名作Mix。Mixがおいしい東京の店まとめでも紹介しています。

初めての一台は「森林」「2時間だけのバカンス」「オプティック」

——初めて来店する人は、何を頼めばいいですか?

まずは普段吸っているフレーバーから決めるのがいいと思います。いつも吸っている味を伝えてもらえれば、そこから合う一台を組めるので。グランドメニューの中から選ぶなら、森林2時間だけのバカンスオプティックの3つですね。

「2時間だけのバカンス」——ネーミングだけで頼みたくなる一台です。メニュー名に世界観があるお店は、ミックスの設計にも世界観がある。初めてのシーシャ屋で何を頼むか迷ったら、店名を冠した一台か、名前に世界観のある一台を選ぶと、その店の実力が一番わかります。

——「今日はこんな気分」に合わせるなら?

リフレッシュしたい日や作業の日には、森林系のフレーバー——ウッド、シトラス、ハーブを合わせた一台がおすすめです。甘さで満たすんじゃなくて、森林浴みたいに頭がスッと晴れる方向ですね。

シーン別・Opaque赤坂の使い方

今日の気分おすすめの過ごし方
作業・仕事昼〜夕方。集中できる選曲+電源・Wi-Fi。一台は森林系(ウッド×シトラス×ハーブ)
リフレッシュしたい森林系の一台でゆっくり。音に身体を預ける
デート夜〜深夜。ムードに合わせた選曲の中で、カクテルと一台
お酒メインバーテンダーのカクテル×シーシャのペアリング

初めてのお店での頼み方はシーシャの頼み方ガイド、初心者向けの味選びは初心者ガイドもどうぞ。

バーテンダーのいるシーシャラウンジ

——どんな人に来てほしいですか?

作業しながらシーシャを吸いたい人、お酒とシーシャを楽しみたい人——うちはバーテンダーがいるので。それとデートですね。

——バーテンダーがいるシーシャ屋って、実は貴重ですよね。

星5クラスのお店で働いていた人が担当しています。シーシャに合わせる一杯として、ちゃんとしたカクテルを出せるのはうちの強みだと思います。

シーシャ屋のドリンクは「ペットボトルか缶をグラスに注ぐだけ」のお店も多いのが実情。カウンターで組み立てられた一杯と一台を同時に楽しめる店は、都内でも貴重です。取材時にいただいたミルク系のカクテルは、甘いフレーバーの煙と重ねても喧嘩しないやわらかさで、これだけでもまた来たくなる味でした。姉妹店の恵比寿本店がソムリエ監修のドリンクを掲げているのと同じで、Opaqueは「飲み物を煙と同格に扱う」お店なんだと思います。

——最後に、読者へメッセージをお願いします。

シーシャ、カクテル、雰囲気。いつもと違う雰囲気でシーシャを吸いたいとき、クオリティの高いカクテルを飲みたいとき、ラグジュアリーな空間で過ごしたいときに、ぜひ来てください。


編集後記

「吸いすぎるとフレーバーにストレスがかかる。多くても8〜10回」——今回のインタビューで一番痺れたのはこの言葉でした。煙をたくさん出すことではなく、フレーバーに負担をかけないことを基準に吸い出しを設計している。派手な演出の対極にある、静かな技術論です。

そしてこの丁寧さは、選曲の話とつながっています。昼は集中、夜はムード、混んだらテンポを上げる——フレーバーへの火の入れ方と、空間への音の入れ方が、同じ発想でチューニングされている。「ドリンク・シーシャ・音楽のマリアージュ」という看板は伊達ではありませんでした。

シーシャとカクテルのペアリングを試すなら、まずここへ。赤坂見附の地下2階、13時から翌2時(金土は翌4時)まで開いています。

ふるたつさんShisha lounge Opaque 赤坂のシーシャ職人。得意はレモン・ミント・アップル、看板Mixは白ワインを煙で描くシャルドネ

店舗情報

店名Shisha lounge Opaque 赤坂店
住所東京・赤坂(ビル地下2階)
アクセス東京メトロ赤坂見附駅より徒歩2分
営業時間日〜木 13:00〜翌2:00/金・土 13:00〜翌4:00(無休)
料金セット制(チャージ+シーシャ+1ドリンク)13:00〜19:00 3,500円〜/19:00〜 4,000円〜
特徴天井高4m・高級スピーカー「Taguchi」・電源&高速Wi-Fi・バーテンダー常駐
Instagram@opaque_akasaka
公式サイトopaque.thyme-shisha.com/akasaka

店内写真・地図・姉妹店のOpaque 恵比寿店舗ページでも見られます。

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よくある質問

Opaque(オペーク)赤坂はどこにある?

東京メトロ赤坂見附駅から徒歩2分、ビルの地下2階です。天井高4mの開放的なラウンジで、高級スピーカー「Taguchi」を備えた音響が特徴。恵比寿にも姉妹店があります。

Opaque赤坂の営業時間と料金は?

日〜木は13:00〜翌2:00、金・土は13:00〜翌4:00で無休です。料金はチャージ+シーシャ+1ドリンクのセット制で、13:00〜19:00は3,500円〜、19:00以降は4,000円〜です。

初めてのOpaque赤坂では何を頼めばいい?

普段吸っているフレーバーを伝えるのが早道です。グランドメニューから選ぶなら「森林」「2時間だけのバカンス」「オプティック」の3つを、ふるたつさんは最初の一台に挙げています。

赤坂店と恵比寿店はどう違う?

恵比寿店は味と煙をじっくり楽しむデート向きで、ボトルが小さいぶん吸い心地が軽く初心者や女性にも向きます。赤坂店はカジュアルに使えて、作業・お酒・デートと幅広いシーンに応えるラウンジです。

シーシャ以外のドリンクは?

バーテンダーが常駐しており、カクテルのクオリティが高いのもOpaque赤坂の魅力です。星5クラスのお店で経験を積んだバーテンダーが担当し、特にミルク系カクテルが評判です。

東京のシーシャ店を、エリアマップとランキングから探せます。

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